「ほれ、ごちゃごちゃ、言っとらんで、着替えた着替えた。」
シゲさんが、示した指さきには、鉢巻、ニッカポッカ、地下足袋、そして、とどめの、腹巻という、土方仕事4点セットが。
「うへ、またこれ、きるんですかぁ。」
「なんじゃ、リョウくん、不満か。」
「なんなら・・・・。」
「いえ、あんまりにも素敵で、これでいいのかと・・はい、すぐに着替えます!。」
「あれ、シゲサンこれ、どうしたんですか?。」
上からしたまで、立派な土方装束に身をつつみ、またそれが、妙にしっくりきているANIKIが、ふと山盛りになった、妙な金属が気になったのであった。
「おお、ANIKIくん、目が高いな、昨日モンレで売ってたので、買ってきたんじゃ。なかなか手に入らん一品じゃぞ。ダイナなんとかって、S80のコアなんじゃ。」
「それを、な、ほれ、スポるよシゲさんや。」
「ほい、作るよシゲさんや。」
こうして、こうして・・・スポるよシゲさんが、ごちゃごちゃなでまわしていると、単なる塊だった金属が、棒になって・・・網目になって・・・
「ほれ、今回はS80の材料でつくった、鉄筋じゃい。」
「おまえらも、毎日やってるんじゃけ、要領はわかっとるじゃろう、さっさと、コンクリこねて、校門と、校舎の修理の準備せんかい!。」
「へ~~~い。」
こ~~ねこねこね・・・
「シゲさ~~~ん、できました~~~。」
「おお、早いのう、さすがに慣れたもんじゃ。こりゃ転職するかぁ。」
「いあ・・いいです」
「じゃあ、わしらが、周りをささえとくけん、おまえらはその、コンクリながしてくれ。」
「うい~~す。・・・・・・」
「あの~~~、シゲサン、その支えているものなんですが・・すごく見覚えが・・・。」
「そら、そうじゃろう、ANIKIくんの、インペ盾じゃからのう。」
「おう、こっちは、リョウくんの、メア盾じゃぞ!。」
「ごちゃごちゃ、いっとらんで、さっさと、コンクリながさんかい!。」
「ハイ」
うるうる、しながら、コンクリを流し込むANIKI&リョウさん。自分が流す、コンクリの砂利が、ごんごんと、盾にあたって、低音が~~~~。
「あれ、でも、盾あんな大きかった?。」
「そういえば・・」
向かい合う、ANIKIと、リョウ、ごくっとつばを飲み込み、良く見ると。
「薄いな・・。」
「ああ、薄い・・。」
そこに、ある盾は、いつもの厚みの半分以下、面積は4倍。。。うん、計算あってる!
「よ~~~し、すと~~ぷ。」
「こんなもんじゃろ、とりあえず、速乾性コンクリートだから、@1時間もしたら、固まるじゃろうから、しばらく、このままじゃな。」
「あの~~シゲさん、俺たちの盾は?。」
「ああ、あとで、ひっぺがして、この上にS80のコアでつくった、鉄板はっつけるから、水洗いして、返しとくぞ!。」
「それまで、ちょっと、借りとくぞ!」
「エー」
「ん?なんか言ったか。原因をつくった、お二人さん」
「いえ!なんでもないです、よろこんで、供出されていただきます!。」
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次回につづく
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